日付/時間タイプ
Sitecore でサポートされている日付/時間タイプ
Sitecore UI またはレポートに表示できる日付/時間タイプはいくつかあります。複数のタイム ゾーンにまたがるマルチインスタンスのサーバー環境で作業している場合は、これらの設定を使用してユーザーに一貫した日付と時間が表示されるようにする必要があります。
現地の日付/時間
現地の日付/時間は System.DateTime
クラスのインスタンスによって表されます。このクラスには DateTimeKind.Local と等しい DateKind プロパティがあります。この日付/時間はコンピューターの現地のタイム ゾーンに関連付けられています。これは、System.DateTime.Now プロパティによって返されます。マルチインスタンス CMS ソリューションを使用している場合は、現地の日付/時間の使用を避ける必要があります。
世界日付/時間
世界日時は、System.DateTime
クラスのインスタンスによって表されます。このクラスには、DateTimeKind.Utc と等しい DateKind プロパティがあります。等しいプロパティ。この日付/時間は協定世界時 (UTC) です。日付/時間の値はデータベースに保存する前にすべて世界時に変換する必要があります。UTC に変換すると、マルチインスタンス サーバー環境で現在接続しているサーバーに関係なく、一貫した日付/時間の値がユーザーに表示されます。
サーバーの日付/時間
サーバーの日付/時間は、System.DateTime
クラスのインスタンスとして表されます。このクラスには、DateTimeKind.Unspecified と等しい DateKind プロパティがあります。これは管理者がサーバーのタイム ゾーンを指定できる設定です。データベースに保存されている日付/時間の値はすべて UTC である必要がありますが、ユーザー インターフェイス (UI) の日付/時間の値はサーバー時間で表示される必要があります。すなわち、データベースからの日付/時間の値を表示したりユーザーが日付/時間の値を編集できたりする Sitecore アプリケーションとダイアログはすべて更新が必要であるということです。
アプリケーションがデータベースからのデータを表示する場合、先に UTC の日付/時間の値をバックエンド コードでサーバーの時間に変換してから、サーバーの時間の値を UI に表示する必要があります。アプリケーションでユーザーが日付/時間の値を入力または編集できる場合は、先に新しい日付/時間の値をサーバーの時間から UTC に変換してからデータベースに保存する必要があります。