Sitecore イメージ リファレンス

概要

Sitecore で使用できる Docker イメージに関する追加情報。

このトピックでは、Sitecore コンテナー レジストリ (SCR) (scr.sitecore.com) にあるイメージに関する追加情報と、それらをカスタム ソリューションでどのように使用するかについて説明します。

GitHub の Sitecore Docker イメージ リポジトリには、使用できるイメージ リポジトリとタグのリストがあります。

Sitecore イメージ リポジトリは、Sitecore コンテナー レジストリで名前空間を使用して整理されます。

Sitecore は、イメージを識別するためにいくつかの名前付け規則を使用します。

  • アセット イメージ

    モジュールなどの特定のイメージは、カスタムの Sitecore イメージの作成時のソースとしてのみ使用することを目的としており、実行時に使用することはありません。これらのアセット イメージには、-assets サフィックスを使用して名前が付けられます。以下にイメージの例を示します。

    • spe-assets

    • sitecore-management-services-xm1-assets

    • sxa-xp1-assets

    • sitecore-docker-tools-assets

  • トポロジ

    特定のイメージは、トポロジに固有です。その場合、名前にはトポロジ (-xp0-xp1-xm1) が含まれます。イメージの名前にトポロジが含まれていない場合は、トポロジに依存していません。以下にイメージの例を示します。

    • sitecore-xp0-cm

    • sitecore-xp1-cortexreporting

    • jss-xm1-assets

すべての Sitecore イメージは、ロング タグショート タグの 2 つのタグ付けシステムを使用します。通常、タグの最初の部分は Sitecore またはモジュールのバージョンを示し、残りの部分はそのベースの Microsoft イメージの詳細を示します。

Sitecore は、最新のタグはあいまいで Microsoft やその他の OS ベースのイメージでサポートされていないことが多いため、使用しません。

プラットフォーム イメージ

プラットフォーム イメージには、Sitecore Experience Platform (scr.sitecore.com/sxp) のベース イメージが含まれます。Sitecore プラットフォームのバージョンは、タグの最初の部分を構成します。

ロング タグ:

<Sitecore version>.<Sitecore revision>.<Sitecore build>-<Windows version>.<Windows revision>-<OS name>

以下に、タグの例とその説明を示します。

10.0.0.004346.337-10.0.17763.1339-ltsc2019
<Sitecore version>.<Sitecore revision>.<Sitecore build>-<Windows version>.<Windows revision>-<OS name>
\________________/ \_________________/ \______________/ \_______________/ \________________/ \_______/
         |                  |                 |               |                 |              |
       10.0.0             004346             337          10.0.17763           1339         ltsc2019

ショート タグ:

<Sitecore version>-<OS name>

以下に、タグの例を示します。

10.0.0-ltsc2019

モジュールとツール

これらには、Sitecore Experience Platform (scr.sitecore.com/sxp/modules) のモジュールや一般的なツール (scr.sitecore.com/tools) も含まれます。

モジュールやツールには、プラットフォームに対応したバージョンがない場合があります。モジュールやツールのバージョンがプラットフォームに対応していない場合のために、Sitecore のナレッジベースでは互換表が提供されています。

ロング タグ:

<module version>.<module revision>.<module build>-<Windows version>.<Windows revision>-<OS name>

以下に、タグの例とその説明を示します。

14.0.0.00368.71-10.0.17763.1339-1809
<module version>.<module revision>.<module build>-<Windows version>.<Windows revision>-<OS name>
\______________/ \_______________/ \____________/ \_______________/ \________________/ \_______/
       |                 |               |               |                  |              |
     14.0.0            00368             71          10.0.17763            1339           1809

ショート タグ:

<module version>-<OS name>

以下に、タグの例を示します。

14.0.0-1809

OS のバージョン

異なる OS タグ (例: 10.0.0-ltsc201910.0.0-1909) を選択する場合は、Microsoft のイメージを選択するときと同じルールに従います。Windows では、ホスト OS のバージョンがコンテナー OS のバージョンと一致する必要があります。新しい Windows のビルドに基づいてコンテナーを実行する場合は、ホストのビルドが同等であることを確認してください。同等でない場合は、Hyper-V の分離を使用することで、新しいホストのビルドで古いコンテナーを実行できます。

Windows コンテナーのバージョンの互換性の詳細については、Microsoft のドキュメントを参照してください。

アセット イメージは実行されないため、アセット イメージではこれは問題ではありません。アセット イメージにある OS タグは、通常は 1 つだけです。

ロング タグとショート タグ

ロング タグは、正確なイメージのバージョンに固定されます。

ショート タグを使用すると、より動的になり、最新のイメージのバージョンを取得できます。固定されるのはメインのバージョン (例: <Sitecore version>) のみで、後は最新のもの (例: <Sitecore revision><Sitecore build><Windows revision>) を使用できます。

ロング タグとショート タグのどちらを使用するかは、ビルドとリリースのプロセスと、必要なイメージのバージョンをどの程度管理するかによって異なります。たとえば、開発目的でショート タグを使用し、デプロイではロング タグに移行することができます。常に最新のイメージが必要な場合は、すべてショート タグを使用します。

Sitecore イメージのショート タグを使用する場合、Docker はイメージのダイジェスト (不変の SHA256 ベースの識別子) をプル時にキャッシュし、イメージを削除するか、イメージを明示的にプルするまで使用し続けます。イメージが必要な場合 (例: ローカルの開発や CI 環境) は、最新のイメージをプルする必要があります。

Docker Compose の推奨設定では、このほとんどを docker-compose pull コマンドで行えます (オーバーライドを除く)。

docker-compose -f docker-compose.yml pull

このコマンドは、Sitecore や Traefik の最新のベース イメージをプルします。ただし、ビルド目的で使用するイメージ (モジュールやツールのアセット イメージなど) はプルされません。docker-compose build --pull は、 Docker Compose の問題/制限により、現時点では使用できません。そのため、そのようなイメージは個別にプルするか (docker pull を使用)、ロング タグを使用する必要があります。

最新のイメージをプルすることは忘れやすいため、通常はこれらのコマンドを自動化します。これを行うには、これらのコマンドを CI のビルド スクリプトやローカルの開発のカスタムの up スクリプトに追加します。