ストアフロント サイトのカタログの設定
ストアフロントには複数のカタログを設定できます。ただし、各カタログは 1 つのストアフロントでのみ使用できます。デフォルトでは、カタログ アイテム (Commerce カタログ フォルダー テンプレートに基づく) は、/sitecore/Content/<テナント>/<サイト>/Home アイテムの下に配置されています。ここは、サイトに関連付けられたカタログを設定する場所であり、カタログ コンテンツが保存されている場所です。
カタログをどのように構成するかは、親アイテムにアクセスするとき (コンテンツ エディターで親ノードを展開するとき、または item.GetChildren()
API を呼び出すときなど) のパフォーマンスに影響する可能性があります。この問題を回避するには、1 つの親アイテムに含める子アイテムの数を最小限に抑えます。
サイトには、ホーム アイテムの内部または外部の Commerce カタログ フォルダー テンプレートをベースとする複数のアイテムを含めることができます。これは、サイトのコンテンツ ツリーのさまざまな場所に異なるカタログを設定できることを意味します。たとえば、現在販売されている商品を掲載したメイン カタログと、販売は終了しているものの、マニュアル、仕様、およびダウンロードで引き続きサポートされている商品を掲載している別のカタログを作ることができます。
カタログ アイテムには任意の名前を付けて保存できますが、通常のコンテンツに属し、サイト訪問者が URL を介して直接アクセスできるように、アイテムをホーム アイテムの下のどこかに配置することをお勧めします。
ストアフロント サイトのカタログの選択
同じ商品を複数のストアフロント間で共有する場合、またはカタログを手動で作成して商品を関連付けて共有する場合は、Postman スクリプトを使用して既存のカタログのクローンを作成することができます。クローン作成されたカタログも、手動で作成されたカタログも、単一のサイトでのみ使用できます。
ストアフロント サイトのカタログを選択するには:
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/sitecore/Content/<テナント>/<サイト>/Home/Catalogs アイテムに移動します。
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[選択済みカタログ] フィールドで 1 つ以上のカタログを選択して、[保存] をクリックします。
カタログ アイテムの下に、選択したカタログのコンテンツが表示されます。
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カタログ データをストアフロントで利用可能にして検索できるようにするには、マスター インデックスと Web インデックスの両方をパブリッシュして再作成します。
デフォルトのカタログの選択
SXA Storefront を使用してサイトを作成すると、/sitecore/Content/<テナント>/<サイト>/Home/Catalogs アイテムと、/sitecore/Content/<テナント>/<サイト>/Settings/Commerce/Catalog Configuration アイテムが作成されます。これらのアイテムのフィールドを使用すると、ストアフロント サイトのデフォルトのカタログを設定できます。
Commerce Engine の複数のカタログをストアフロントに関連付けることができますが、メタデータ レンダリングで使用される、正規 URL を出力するデフォルトのカタログとして設定できるのはそのうちの 1 つだけです。「ショップ ページと正規 URL」を参照してください。
カタログの設定の詳細については、「カタログの設定」を参照してください。
デフォルトのカタログを選択するには:
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sitecore/Content/<テナント>/<サイト>/Settings/Commerce/Catalog Configuration アイテムに移動します。
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[カタログ] フィールドで、ストアフロントに使用するデフォルトのカタログを選択します。
ストアフロントに表示するカテゴリの選択
ストアフロントにアクセスした顧客は、カテゴリ ナビゲーション バーとサブカテゴリ ナビゲーション リストを使用して、カタログ内を移動できます。使用するレンダリングに応じて、ストアフロントのナビゲーションバーとサブカテゴリ リストに表示される内容を設定する必要があります。各ページは、そのメタ タグの一部として正規 URL を出力します。これは、検索結果でカテゴリと商品を一意にターゲットにするために、Google などの検索エンジンにとって重要です。メタ タグを出力するレンダリングは、ストアフロントに表示するために選択されたカテゴリを利用します。
カテゴリ ナビゲーション レンダリングとサブカテゴリ ナビゲーション レンダリングを使用する場合は、次の手順を使用します。Storefront サイト テンプレートでデフォルトで使用されている Commerce ナビゲーション レンダリングを使用する場合は、カテゴリ ナビゲーション バーの開始位置を指すレンダリングのナビゲーション設定も定義する必要があります。Scriban テンプレートをベースとしたレンダリング バリアントでページ コンテンツ レンダリングを使用して、バーとリストの両方を出力することもできます。この場合、設定には、使用中のカタログとカテゴリを指すクエリまたはパスが含まれます。
ストアフロントのカテゴリを選択するには:
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sitecore/Content/<テナント>/<サイト>/Settings/Commerce/Catalog Configuration アイテムに移動します。
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[ナビゲーション開始カテゴリ] フィールドで、サイトのカテゴリ ナビゲーション レンダリングに表示するカテゴリを選択します。
ユーザーがストアフロントを移動すると、選択したフォルダーのコンテンツが、カテゴリ ナビゲーション レンダリングと、関連するサブカテゴリ ナビゲーション レンダリングに表示されます。
たとえば、SXA Storefront テンプレート サイトの [ナビゲーション開始カテゴリ] フィールドで、売り場フォルダーを選択します。
ライブ ストアフロントのカテゴリ ナビゲーション バーには、売り場カテゴリのサブカテゴリが表示されます。
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カテゴリ ページに、選択したカテゴリの商品とすべてのサブカテゴリの商品を表示するには、[サブカテゴリ商品を含める] チェック ボックスをオンにします。
注記商品が複数のカテゴリに関連付けられている場合、各場所に一意の ID とパスがあり、各インスタンスは個別のアイテムとしてインデックス付けされています。これは、一部のシナリオでは要件または機能です。ただし、この機能を使用して、階層の上位レベルと下位レベルの両方に同じ商品を表示しないことをお勧めします。
[サブカテゴリ商品を含める] オプションはこのシナリオに対処します。最も低いレベルの商品のみを関連付け、値を true に設定することで、ストアフロントでの検索で同じ商品が複数回ヒットしないようにすることをお勧めします。
商品が複数のカテゴリに関連付けられているシナリオがある場合は、[重複した検索結果を除外] チェック ボックスをオンにすると、エントリの重複を避けることができます。詳細については、「SXA Storefront でのサイト検索の設定」を参照してください。